ENTPは、明るく好奇心旺盛で、どんな話題でも楽しめる性格です。しかし、時には「ENTPって感情がないの?」と誤解されることも。実際に、ENTPは自分の感情をあまり表に出さないタイプですが、これは決して「感情がない」わけではありません。今回は、ENTPが感情に疎いとされる理由や、その裏にある本当の姿について詳しく解説していきます!
「ENTPが他人に興味が無いと言われる理由」は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ENTPは感情ないわけではない!
今どんな気持ちなのって言う質問がすごい困る時ってよくあるな!
まず最初に知っておいてほしいのは、ENTPにはちゃんと感情があるということです。彼らが感情を表現しないのは、感情がないからではなく、単に感情をうまく意識できないだけです。ENTPは、心理機能の一つである内向的感情(Fi)があまり発達していないため、自分の感情に気づくことが苦手なんです。
ENTPは、物事を論理的に考えるのが得意なタイプ。感情に左右されるよりも、冷静に問題を分析し、解決策を見つけることを優先します。そのため、他の人が「今は感情的に辛いな…」と思うような場面でも、ENTPはその感情にあまり気づかず、ひょうひょうと進んでいくように見えるんです。この態度が、周囲から「感情がないんじゃないの?」と思われてしまう原因の一つなんですね。
例:「みんなが怒ってるけど、なんで?それよりどうやって解決するかを考えたほうがいいんじゃない?」
→ 感情を気にせず、問題解決に焦点を当てるENTPの姿が、時に冷たく感じられることがあります。
ENTPは感情ないと言われる理由
ENTPは感情ないと言われる理由を紹介します。
内向的感情(Fi)が発達していないから
確かに自分の心が今どう思っているのだろうと耳を傾ける瞬間は少ないかもしれない。
ENTPの内向的感情(Fi)は、彼らの8つの心理機能の中で第7機能に位置しており、これはほとんど発達していない機能です。ENTPにとって、Fiは自分の感情や価値観に焦点を当てる機能ですが、これが第7機能にあるため、彼らはこの部分をほとんど意識していないことが多いです。
ENTPは外向的直観(Ne)や外向的思考(Te)を優先して使うため、内的感情にアクセスすることが非常に苦手なんです。このため、感情がないように見えることが多いですが、実際には未発達なだけで、彼らにとって感情は単にあまり意識しない領域なのです。
自分の感情に疎いから
自分が大したことないと思っている事も、他の人にとってはそうじゃないんだなって思う時よくある。
ENTPは、自分の感情に疎いだけでなく、他人の感情にも敏感ではありません。これは、彼らが物事を論理的に捉えすぎるため、感情的な反応を過小評価してしまうことが原因です。ENTPは「自分が冷静だから、他の人も同じように冷静に考えるはずだ」と無意識に思い込むことがあり、その結果、他人が感情的に反応している場面でも、「これくらいは大丈夫だろう」と考えてしまいがちです。
例:「泣いてるけど、そこまで深刻じゃないよね?もっと合理的に考えたほうが良いよ」
→ 相手が感情的な場面でも、冷静に対処しようとするENTPの言動が、感情を軽視しているように見えてしまいます。
このような態度は、悪気があるわけではなく、ENTPにとっては感情よりも論理が優先されるだけなんです。しかし、感情に敏感な人からすると「ENTPは感情がないのでは?」と感じられてしまうことがよくあります。
感情的な対立よりも、論理的解決を重視するから
先に問題を解決してから、気持ちの話はしようよって思うね!
ENTPは、感情的な対立を避けようとする傾向があります。これは、感情に対処することが苦手だからというよりも、感情的な問題に直面した時に、「どう解決すればいいか」という論理的なアプローチに焦点を当ててしまうからです。感情のケアや共感を求めている人に対しても、ENTPはまず解決策を考えようとするため、「冷たい」「感情がない」と思われることが少なくありません。
例:「そんなにイライラしなくても、どうやって解決するか一緒に考えようよ」
→ 相手は感情的なサポートを求めているのに、ENTPは解決策にフォーカスしてしまい、誤解が生じることがあります。
しかし、ENTPが感情を無視しているわけではありません。むしろ、彼らはどう対応すれば相手が楽になるかを一生懸命考えているんです。ただ、感情的な共感が求められる場面では、そのアプローチが逆効果になってしまうことが多いのです。
他人の感情に戸惑ってしまうから
たまーに内向的感情が暴れだしたときに、どうしていいのかわからなくなっちゃう!
ENTPが感情的な場面で困るのは、自分が感情的になった時だけでなく、他人の感情に直面した時も同じです。彼らは、相手の感情に対してどう反応すれば良いのかわからず、結果的に感情を無視するように見えてしまうことがあります。相手に寄り添うというよりも、どうにかして解決しようとするので、感情的なケアが不足することがよくあります。
例:「相手が泣いている時、何を言ったらいいかわからない…とにかく問題を解決すればいいんだよね?」
→ 感情のケアが求められている場面でも、ENTPは対処に戸惑い、結局論理的なアプローチを取ってしまいます。
まとめ:ENTPは感情ないわけではなく意識するのが苦手!
ENTPが「感情がない」と見られてしまうのは、彼らが感情に疎く、感情的な問題に直面しても論理的に対処しようとするからです。内向的感情(Fi)が未発達なため、自分や他人の感情に気づく力が弱いのです。しかし、これは決して感情がないわけではなく、彼らにとって感情は「見えにくい」ものに過ぎません。
もし、ENTPとのコミュニケーションで感情的なズレを感じることがあったら、もう少し感情に注目してもらえるように伝えてみるのも一つの方法です。ENTPは論理を優先する一方で、感情的なつながりも大切にしたいという思いがあるので、そこを引き出すことで、より良い関係が築けるかもしれません。
ENTPが感情に疎いのは事実ですが、彼らに感情がないわけではありません。少し工夫して感情面に気を配ることで、ENTPとのコミュニケーションがよりスムーズになりますよ!